Dの場合

Dの場合



A**線の始発に乗り、一人ボックスシートからホームを眺めてい
ると、ギャルが数人乗り込んできた。皆、極端に短いスカートとブ
ーツを履いていた。
彼女たちは座席を探しすためあたりを見回していた。
すいてはいたのだが、彼女たちが1ヶ所にまとまれる場所はなかっ 
た。 
「長瀬のヤロー、ムカツクよねー」
「あいつ、なんかおどおどしててヘンタイっぽいもんね。マゾなん 
じゃん、マゾ」 
そんな会話に、自分が非難されているような気分になったのか一種 
の罪悪感のような感覚を覚えた。これが、実は悦びだったのだと悟 
ることになるのは、そう先の事ではなかった。
「さき〜、ここ、どう?」そういって彼女らの一人が指したのは、 
私の座っている席だった。 
彼女達は私を取り囲むかのように席に座った。彼女達はタバコに火
をつけ、どかっと脚を伸ばし、まるで私などいないかのように、脚
を私の隣の手すりに置く。茶色のブーツと、そこから伸びる白い脚。
手すりにかけられた脚は、いやらしいまでに短いミニスカートへと
続いていた。手すりに脚がかけられた事でミニスカートは上を向い
ている。
タバコを燻らせる彼女たち。前に座った二人の脚が私の両側に伸び
る。隣に座った彼女との間に伸びた脚が、邪魔そうに私を動かす。
私が無抵抗そうに縮まったのを見ると、彼女達はよりいっそう私を
邪魔にした。
斜め前に座った彼女は、高いヒールの靴を履いた脚の一方を私の顔
のすぐ横へと動かし、より大胆に脚を伸ばす。
そのうち彼女が言った。
「ねぇ…」
声をかけられた事に気づき、私がそちらを向く。
「…ここにさ、脚かけていい?」そういって彼女が脚で示した所は
私の胸のあたりだった。ヒールで私の胸のあたりをこづきながら、
そう言う。
おどおどしてしまって、しばらく返事ができなかった。すると彼女
は、返事を待たず、私の事などおかまいなく胸に脚をかけた。
その様子を見ていた前に座った彼女も、ブーツを私の胸と腹の間の
あたりに置く。


薄暗い足の間を演出していた。上品そうなブレザーとは対照的ないやらし 
い胸元。襟の間から谷間が覗いていた。
「みたい?」 
突然、私の斜め前にいた一人が聞いた。前の一人が着替えるのを、 
興奮を隠すことも忘れて恥ずかしげもなく凝視していたのをみて、 
私が欲情していることに気付いたのだ。 
はっとして急に目線をずらし、ぴん、と背筋を伸ばして手を膝の上 
に置いた。わざとらしさとなさけなさに、さっき指摘した一人がぷ 
っと軽くふきだす。 
「ゆみ、どうしたの?」前にいた一人が小声で聞いた。
「え?前にいるやつがコーフンしてるから、」由美子は答えた。
「えぇ〜、まじ〜?」 
そういって、ふっと私の方を見たあと、3人で見合わせ、またも 
やぷっとふきだすのだった。 
それ以後、彼女たちの話は私のことでもちきりだった。
――て、いうか〜、なんでこいつ単パンなの?―― 
――こいつ、あんがい、ヘンタイなんじゃん?―― 
そんなことをひそひそと話しては、たまにこちらを向いて、例に 
よってくすくす笑う。そんな事がしばらく続いた。 
股間に温か味を感じたのは、そんな時だった。みると下着からは 
み出し、単パンの間からその姿を覗かせて、横たわっていた。
――見られる――幸いにして、まだ彼女たちには気付かれていな 
かったが、それも時間の問題だった。何とかして隠さねば、そう 
いう思いがつらぬいた。 
どうしよう。トイレにでも行ってなおそうか、それともカバンを 
おろして、カバンで隠そうか。そんなことを考えながらも、羞恥 
に気分が高かぶるのだった。いっそのこと見られてしまいたい、 
そんな考えも頭をかすめた。 
混乱した頭で、体をもじもじさせているのを彼女たちが見逃す訳 
もなかった。突如、隣りに座っていた一人が、車両中に聞えるよ 
うな大声で、高らかに笑い出した。
「な、なに?」 
「たば、どうしたのよ」彼女たちは口々の尋ねた。
「たば」と呼ばれた少女は、どちらかというと清純そうで、
幼さを残し、それでいながら、奇妙に肉感的なところがあった。
彼女は爆発しそうな笑いをくっと抑え、頬をふるわせながら答えた。 
「だっ…たって、こ…こいつの、み……みえてる」
それを聞いた彼女達はがばっと立ち上がり、私の膝に手を置いて 
間近からそこを食い入るように眺めた。私の分身はくたびれたゴ 
ムホースのように無様にたおれていた。彼女たちがいっせいに笑 
い出す。 
「なに、こいつ?もしかして露出狂?」
「やっぱ、みられてカンジてんのかなあ」
「でもなんだか、勃ってないよ?」 
「たばちゃん、ろこつー」 
「でもさっき、こっち、じろじろみてたじゃん」
羞恥に真っ赤になり、なぜか体が震えたが、それを見ても動じな 
いどころか、今度は冷やかしにはしるのだった。 
小声で、 
「きゃー、おそわれるー」
「おまわりさーん、ここにヘンタイがいますよー」
「たすけてー」 
こうした辱めを受けても、恥辱に声が上ずりそうで何も言えなか 
った。私のこの姿は、彼女たちのお気に召さなかったようだ。
「っていうかさ〜、なんでこいつかくさないの?」
「だから、うれしいんだって」 
「んじゃ、ためしにきいてみるか?」
そういうと、紗紀子が軽蔑したように切り出した。
「まんぞくしたか?」 
また大笑い。「なにが『まんぞくしたか』よ」 
「だってさー」 
「あ、こいつの、かわにかくれてる」
「えっ、なに、ってことは包茎なの」 
「露出狂で、包茎で、いんぽ何て最低ね」私は『最低』といわれて、 
思わず顔を歪めた。 
「なんで、『いんぽ』なのよ」
「だって、こいつまっっだ、たってないよ」
「大好きな露出やっても駄目なんてカワイソー」 
「ちょっと賭けしない?」由美子はそういった。 
「どんな?」 
「順番にわざとHなかっこして、こいつをたたせた人の勝ち」
「なんでこんなやつにそんなかっこみせなきゃなんないんだよ」紗紀 
子が言った。 
「じゃあ、悪口言ってやったら?さっき、ヘンタイ扱いされたとき、 
すんげえ悦んでたみたいだし」
「んじゃあ、勝ったら何もらえることにする?」
「こいつを奴隷にできる、っていうのはどう?」 
「こんな奴隷いらないけど、ま、いっか」
「じゃ、いいだしっぺのゆみから」
そういって、私の意志とは無関係にそのゲームは始まった。由美子は 
立ち上がり、豊満な自分の胸を鷲づかみにし、ゆさゆさとゆすってこ 
う言った。 
「触りたいでしょ」私はもじもじした。もちろん触りたいのだが、恥 
ずかしくて言えなかった。
「あ、あっあ〜ん」由美子はなまめかしい声を出した。
「さあ、どうでしょう!」 
変化はなかった。というよりも、怖くて勃起できないのだ。
「ざ〜んねん、由美子選手、退場ー」 
「じゃあ、こんどはさきね」由美子は言った。
「ん、わかった」そういって、紗紀子はしばらく考えたあと、突如、 
由美子に襲いかかり、またも由美子の胸を鷲づかみにし、同時に左手 
で、彼女のスカートをめくり上げて、股を触った。  
「あ…」突然だったので、甲高い声で由美子はそう叫んだ。 
「なにすんのよ!」 
「ま。いいじゃん。これでこいつの勃起を観れるぜ」
紗紀子のその言葉は当たっていた。興奮に耐え切れなくなった私のペ 
ニスがぐんぐんと膨れ上がった。 

「おっ勃てんなよー」

そういって無遠慮に爆笑するのだった。
「そそり勃ってるぜ」
「電車ん中で勃てんなよ。丸見えだぜ」
「今の見た?むくむくっ、だって」 
「すんげえなさけないよね」 
「オトコってのはかわいそうだよね。変な事考えると、すぐからだに 
出ちゃう」
「あっ、動いてる。ぴくん、ぴくんて」
私はもうその視線に耐える事が出来なかった。全身を丸め、両手でが 
ばっと股間を塞いだ。なるべく隠れるようにと体を低くし、背筋を真 
っ直ぐ伸ばした。手からはみ出るペニスを隠そうと腰をもじもじと震 
わせて、表情を歪めてたが、同時にどこか期待するような部分も有っ 
た。 
「なに隠してんだよ」
「手で隠れちゃうんだ。ちっちゃ〜い」
「ほらさっさとみせろよ、そのオモチャ」 
そういわれても従おうとしない私に彼女たちは痺れを切らせた。 
「ヘンタイをカイボーしようぜ」 
そう言うなり三人は一斉に襲いかかった。両の手を掴むと強く引っ張 
り、体をゆさゆさと揺さ振った。 
「や、やめてよ」 
「それがところかまわずおっ勃てる奴の言う事かよ」
「みせろよ、どうせお粗末なものなんだし」 
手のひらを股に挟んで、腕を胸にだき抱えた。 
抵抗に抵抗を重ねたが、非力な私ではどうにもならなかった。天を指 
してぷらぷらと揺れているペニスは雄々しいよりもむしろ敗北の象徴 
だった。 
「いいながめね」紗紀子は冷ややかにそういった。 
そのセリフにぞくっと来た。 
「こんなん付けてて邪魔じゃないのかねえ」そして、そう言いながら、 
足を持ち上げ、私のをぐっと踏んだ。 
「あぁ、」
私の喘ぎ声を聞き、またもいやらしく笑う。 
「こんな事されて気持ちいいんだ」
「さき、踏み潰しちゃえ」
「よっしゃぁ」そういって、更に強く踏み込んだ。 
「んん…」ローファーで踏まれるその苦しみに耐えきれず、くぐもっ 
た声を出した。 
「ほれ、うりうり」足を左右に揺する。
「我慢しなくていいんだよ」
「あぁ…」また声を出した。快楽と隣り合わせの苦痛に耐えながら周 
囲を見回すと、乗客たちが白い目でこちらを見ていた。顔をしかめる 
もの、低く咳をして去っていくもの、乗客は少しずつ減っていき、最 
後には平静を装いながらも内心このみだらないじめを喜んでいる、少 
数の乗客だけが残った。 
ペニスが踏みにじられて無理な方向に曲がったり皮が固い靴底に潰さ 
れたり、足の動きにつれて袋がプルプル震えたりした。 
「うわっ、先っちょがまっかになってる」
「やっぱあたまおかしいんだよ」 
「もういっかい聞くけど露出してきもちいい?」
私はまたも黙りこくった。 
「こたえられないの?じゃ、おしおきね」そういって全力で潰そうと 
するのだった。 
「うう…」その声は痛みのせいでがらごえだった。
「はやく答えないとたいへんよう」 
「きもちいんでしょ?私達に見てもらいたくて、私達から蔑みの目で 
見られたくて、その不様なものを出したんでしょ?」
「ゆ、ゆるしてください」 
「ゆるす〜?

そんなの答えになってないわよ!」

痛みと苦しみにもう耐える事が出来なかった。偶然なんだと本当の事 
を言っても、決して満足しないだろう。
「い、いいます。いいます。あの、その……」 
「はやくしろよ〜」 
「その、えっちな目で、胸元を見てたら…」
「見させてもらってたら、でしょう」 
「……見させてもらってたら、すこしむらむらして、数学の先生の悪 
口を言ってらっしゃったのを耳にして、あの、なんかコーフンして、 
その……」 
「私達のナイス・バディをみて『少し』しかむらむらしないわけない 
だろ。結局なんだよ、やっぱおれたちにちんちん見せてよろこんでた 
ってわけか」 
「えっ……は、はい……よろこんでました」
「なにをしてよろこんでたって?」 
「その、ちん……」卑猥な言葉を躊躇した。 
「え、なに」 
「ちんちん見せてよろこんでました。くすくす笑われたり、からかわ 
れたり、嬲られ、なじられ、弄ばれたらと思って……」

私がそう言うと、踏みつける力が弱くなった。安堵から全身に汗が湧 
き出た。もっとも、私の生世剥奪の権利を握ったままにする為、ロー 
ファーは軽く当てられたままどけられる事はなかった。 
プラプラと揺れるペニスの先端部を足先でもてあそびながら、
「よろしい、それとこれから私達の事をお嬢様、と呼ぶんだよ」
「わ、わかりました」私は泣き声でそういった。 
「それじゃあ、ドレイ君になんかごほーびあげなきゃ」
「なんにしよっかな〜」そういいながら不安でいっぱいの私の顔色を 
うかがった。そしてずるそうな目をして、
「決まった。ごほーびは踏み潰しの刑」
そういって再び足に力を入れた。
「なんだ、さきったら結局こいつを虐めるんじゃん」
「ドレイを調教するには『鞭と鞭を使い分けろ』っていうじゃん。そ 
れにさっき筋金入りのヘンタイだって分かっただろ。こういう奴には 
お仕置きが必要なんだよ」
「ああ……」
「あ、よろこんでるよろこんでる」
「おとこってタンジュンよねー。ちんちんふまれるだけで、コーフン 
しちゃう」
体をくねらせていると罵倒がやんだ。醜い私の姿に意識が集中してい 
るのだ。ぐりぐりとやられると私のいっさいの理性と羞恥とが吹き飛 
ぶのが分かった。強姦されて悦んでいる雌犬の様に私は声を上げ、官 
能に浸った。腰はじんじんと刺激され、血液が全身を駆け巡った。神 
経が研ぎ澄まされたので、どんな微少な刺激にも敏感に反応した。揺 
れ動く睾丸と潰れてはよみがえる全体を、三人の冷たい視線がそれを 
無言で見守った。そして全身の疼きが一点に集中し、私の体が終わり 
近い事を告げた。 
「お、お嬢様、これ以上やられるとぼ、ぼく……」悲痛に、まだいき 
たくない、筆舌に尽くせぬ快楽の悦びと苦痛とを告げた。
「えぇ?ねぇ、何か聞こえた?」
「うぅん。なぁーーんにも」
恐らくはそれを非情な攻撃から逃れ 
たい一身で入ったのだと誤解したのだろう。私は果てしなく続けられ 
るその苛めに薄く涙を浮かべ、そして官能と、苦しみと、絶頂とのさ 
なか急激に押し寄せた波に、どくぅ、どくぅと音を立てながら放った。 
流れ出た白濁液がどろどろとペニスを伝わりローファーを汚すのだっ 
た。 




しばらく、沈黙が続いた。気持ち良さに意識が遠のき、少しの間、そ
の快楽に酔い知れ、ぼぉっとして、目は焦点を失っていた。いやらし
い口からはいた、なまあたたかい液体がペニスを伝わる感覚を楽しん
だ。ローファーの圧力が快楽を倍化させる‥‥
突然はっとして、自分がしてはならないことをしてしまったことに気
付いた。途端に羞恥心と恐怖心が押し寄せた。罪悪感に目の前がまっ
暗になり、どうしても前が見れなかった。顔をふせ、しばらく迷い、
そしておそるおそる紗紀子の顔を見ると、その冷たく美しい顔が、怒
りにゆがんでいくのが見てとれた。
「だれが射精(だ)していいっていった!!」

「毎日毎日、エッチな事考えて、しこしこやってるお前が できないわけないでしょう!! だいたい、わたしたちに見てもらいながらできるなんて、こんなご うかなおかず、めったにないのよ」 がちがちと体が震え、興奮の入り交じった恐怖に、私は目を合わせぬ ようふせめがちにしたが、いやらしい露に塗れた私のペニスは再び天 をつかんばかりに怒張し、充血して赤くなったが、その姿は激しい視 線にさいなまれて、ひどく弱々しかった。 「ほら、こーーすーーれ。こーーすーーれ」 「こすらないとこのまま潰しちゃうよぉ」 「このちっちゃくて丸いの、何かしら?」そういってかかとでこうがんをい じり、 「なんだろーねー」 「わかーーんなーーい」 「じゃあ、潰す〜?」 「そうしよっか〜」そして少し、また少しとかかとに力を入れていった。 「ぐぐぐぐ‥‥」 「いったそ〜。このまま潰れちゃうのかなぁ?」 「潰れちゃうんじゃーーん」 「どうせ潰れても私達な〜んにも困んないもんねぇ」 「た、たすけて。します。します。オナニーでも何でもあなた様方の 思う通りに……」 しかし冷やかにこういい返された。「別に私達このひとのオナニー 見たくないもんねぇ」 「そんなやなもん見せられたら、私達困っちゃうもん」 「潰す方が楽しいよねぇ」 「おねがいです。あなた達の奴隷になります。仰せのままに10回 でも20回でもオナニーしますから、どうか‥‥どうか‥‥」 「だから見たくないっていってるでしょ?そんなセクハラ、あなた が自分で楽しいだけじゃない。第一、玉踏まれてから、かえってち んちんそそり勃ってるじゃん。気持ちいいんでしょ?このまま潰さ れるのもいいんじゃない?どうせ最後の1回だし、このままいっち ゃって、さっきみたいに思う存分ブっかけたら?」 「お、お願いです。何発殴られても構いません。靴も後で弁償しま す。だから‥‥だから‥‥」 「ふーーん。ほんとにぃ?」 「は、はい。何でもします」 「じゃあ、とりあえず、生徒手帳出して」 「え?」 「つべこべいわずに出しゃいいんだよ!!さっさとしねぇとまた潰 すぞ」 「ふーん、そうなんだ……。ふふふふ」この時私にはこの笑いの意 味が分からなかったが、次の日にはすぐ知ることになるのだった… …最悪の形で。 //そのあと彼女達は携帯電話でどこかに電話した。 //「……あ、聞こえる〜。今どこ?……こっちはA**線でM**に //行くところ。それじゃ、こっちこない?……面白いことになってる //から……」 //「ふーん、名前、***っていうんだぁ。……あ、こいつ、うちの //高校の生徒じゃん。へぇ、おなじ学年で、*組かぁ。……まぁ、君 //も明日を楽しみに待ってなさい」 「じゃあ、とりあえず服脱げ」 逆らえばなにされるか分からない。おそるおそる服を脱いでいった。 「下もだよ!!決まってだろ!」 「こんな醜いもの見せて、おれ達が驚くとでも思ったのか?」 「男っておもしろいよなー、ちょっとチンチン見られたくらいで すぐこんなんなっちゃうんだもんなー」 「フフフ‥‥」声を潜めて妖しく笑った。こもったその笑いには、 どこかこちらの反応を見るような所があった。 女性に取り囲まれ罵倒され、全裸にされる。そのなだらかでしなや かな肉体を、こちらは直視もできないのに、かぼそい全裸、わけて も股間にある、射精(だ)したばかりなのに、いきりたち、興奮に 薄く湿らされ、射精した精液がぬるつきながら、たくれた皮をつた って、淡く黒光りする軌跡を残し、先端と根本から、ぽたりぽたり と、精液をしたたらせている、その醜く、グロテスクで、情欲にわ なないて小刻みに揺れるはずかしい部分を彼女達のひややかでぶし つけな目線が、じろじろと、無遠慮に、そして刺すような目つきで 貫くのが、私には辛かった。男を象徴するはずのペニスは、まさし く劣等感の象徴だった。 彼女達の茶色く脱色された髪、黒く彩られた顔、そして白に塗られ たその口元、そうして化粧された顔立ちや、服装が、彼女達のある 種のカリスマ性を高めていた。 「さて、……このおもちゃに何をしてもらおうかしら……」 くすくすと笑いが起こる。そして三人でひそひそと話し始め、 そしてきひひっ、と意地悪く笑って言った。 「そおねぇ。まずは手始めに……オナニーをしてもらおうかしら」 またもや大爆笑。 あまりの恥ずかしさに、さっきの約束を忘れていう。 「そ、そんなこと……」 「あら、できないっていうの?ならいいわよ?この携帯で、警察に 電話入れちゃうから。『ここで全裸のオトコが射精したちんちんべ とつかせてますよ』って」 「そ、それは……」 「ふふ、どうぞお好きなように。私達、オナニーをそんなにも見た いってわけじゃないし……。別に警察の方がお好きならそれでいい のよ。住所や電話番号ならさっき聞いたし。そうそう、それとオナ ニーできないなら、その痛々しそうな玉、潰しちゃうって約束だっ たわよねぇ。ふふふふふ。それと万が一また私達にぶっかけたら、 当然あなた、その時点でオトコやめることになるから」 これ以上先延ばしにできるわけもなかった。精液でべとついている ペニスを手で握り締める。しゅこしゅこしゅこ…… 「きゃはははは、こいつほんとにオナってるよ」 「女の子の前でしこしこするだなんて恥ずかしく無いのかねぇ」 「普通するぅ?こんなこと?命令されたからってさぁ」 「オトコの癖に女の子に命令されてもさからえないのよねぇ」 「あなたほんとにオトコなの?」 「そのみっともなさそうについてるオチンチンが泣いちゃうわよぅ、 そんなことじゃ」 「ほんとなさけないわねぇ」 「しっかし、さっき射精(い)ったばっかなのに、よくもまあちん ちんおっ勃つよねぇ」 「あ、ぬれてきた」 「身も心も変態ってやつぅ?」 「顔真っ赤にして、あそこも真っ赤にして、真剣そのもの〜」 「やっぱ変態だから、こうやって見られながらやんのが気持ちいい のかなぁ」 「っていうかこいつさぁ、なにオカズにしてコいてんのかなぁ?」 「やっぱ馬鹿にされんの悦んでるんじゃん?」 「うわっ、きもっ」 「聞いてみよっか。ねぇ、なにオカズにしてんの?」 「………」 「なに黙ってんだよ、さっさと答えろよ」 言おうとする気持ちと、不安や視線の苦しみとが責めぎあい、なん とかとぎれとぎれにいう。言わずにはいられなかったのは、単に彼 女たちが怖かったからだけではなく、心の奥底で、より強い快楽を ……自分の醜い部分をさらけ出し、それを嘲笑され罵倒される事で より劣等感をくすぐられ、それにより、より快楽を得たいという奇 妙な打算が働いていた。 「……あの、……その……女の人と……そんなに、話したこととか なくて、……その……」 「そんなこと聞いてんじゃねぇんだよ!」 「いや、……だからその……」 「言えねぇんだったら、こいつの玉、とっととぶっ潰す?」 「それと、警察にもでんわしなくちゃね。(電話するふりをする) あ、警察ですか……ここに変態がいますよ……」 「あ、いや、いいます、いいます、だからその、女の人と話した事 なくて、その、こんな風に近くにいていただいたことすらなくて、 だから、あの、こ、こんな風に見つめられると……、その、それだ けで……」 「きゃはははは、やっぱ見られるのが好きなんだぁ、ほんとへ〜ん た〜い。きゃはははは」 「そ、そんな……」 「見られるのがおいしいおいしいオカズなんだぁ。きゃはははは」 「だってこいつ『見られるだけで、その、それだけで……』だぜぇ? きゃはははは」 「『見られるだけで』なんなんだよ。『見られるだけで射精(い) っちゃいますぅ?』きゃはははは」 「ほら、思いっきり見てやるからさぁ、とっとと射精(い)っちま えよ」 この掛け声に押されるかのように、急に全身に快楽が押し寄せる。 体が硬直して、当人はもちろん周囲にすら用意に射精しそうなのが わかった。 「あ、ああ……」 「きゃはははは、射精(い)っちゃうのぉ?」 「ああ、ああ、あの……その……」 「射精(で)るんだろう?わかってるよ、そんなこと」 「ああ、射精(い)く……射精(い)く……」 再び頂点に達した快楽が、ペニスというただ一点に集約されていく。 そして怒張しきった先端から、白くて薄汚い液体が勢いよくほとば しる。 びくっ、びくっ、びくっ。3度全身を貫く快感に、そのたびに体を 大きく揺らし、一点から精液をぶちまけて撒き散らす。 「ああ!……あああっ!」 また少しの間ぼぉっとしそうになったが、紗紀子の声に目を覚ます。 「さ、もう一回やってごらんなさい」 「え?」 「ふふふ、このくらいで許されると思ってるの?あなたに嫌という ほど恥をさらしてもらわなくちゃ、こっちとしては気がすまないの」 「ふふ、さっさと初めて。あの醜くて嫌らしい行為」 「そ、そんな……」 そうはいいながらも、まだぼぉっとする体をひきづり、またもオナ ニーをはじめる。彼女達に許していただけるまでこのあさましい行 為を続けるしか自分には道がないのだ、そういう思いがすでに体に 染み付いているからだ。 しこしこしこしこ…… 今度はもう誰も何も言わない。ただただひたすら三人の目線が見つ めるだけだ。 「ああ、……ああっ!」 どぴゅ!再び射精する。 …… 「……あら、なにもう終わりなの?あなたってほんと早漏ね。それ じゃあ、またやってくれるかしら?」オナニーを見るのに飽きて、 本を眺めていた彼女が、本の隙間から横目でこちらを見ながら言っ た。 もう逆らう気にもなれなかった。3たびオナニーをはじめる。そし て射精。 「……ふふふ、今日は4度もイったのに、こうやって見つめてるだ けで、まだ勃起するんだぁ、ふふふ……もう一度よ。おっ勃つ限り 何度でもやってもらうわ。嫌ならそのがちがちに硬くしてるモノ、 勃てるのやめたら?ふふ、まあ、あなたにできるわけないけど」 またオナニーをして、またも射精した。 「また射精(だ)したのね?若い、若い。ふふふふふ……じゃ、ま たやって。」 もう射精(で)るわけもないのに、冷たく言い放つ。こう言うとこ ろに女性特有のねちっこさが出ているのだろう。彼女達はもちろん 自分が射精をすることはない。だから自分でこの苦しみを味わう事 はないのだ。どんなに苦しく、どんなに精神的につらいかがわかる わけもないのだ。それを承知で彼女達はこうして苛めている。陰湿 化しやすい女性のイジメを今自分は受けているのだ。同じ電車に乗 っているところを見ると、どうやら近所らしい。これから、電車で 彼女達の誰かに会うたびに、こんな風にネチネチネチネチと苛めら れるのだろうか。 しこしこしこしこ……またもやオナニーをする。しかし、もう、射 精をするはずもなかった。だが勃起してしまう以上彼女達が許して くれるわけもない。なぜ勃起してしまうのだろう?こうして苛めら れることがつらいはずなのに、苦しいはずなのに、一向に勃起が収 まる様子はない。嫌でも、苦しくても、女性を見るだけで体は欲し てしまうのだ。そして精神の奥底では心ですらも快感を欲している のだ。理性ではどうにもできない、抗えないこの勃起に自然と涙が 出てきた。しかしそんな事を気にするような彼女達ではない。射精 できないと見るや、退屈して痺れをきらせていた彼女達は、またも や意地の悪い、残酷な命令を彼に下したのだった。 「そう、……もう射精できないっていうの。それなら……」 「……この(そういってぺ二スをひざでこづいた)黒光りしてるや つ……」 そういうとローファーの細い靴紐をほどきはじめた。 「な、何を‥‥」 そして靴紐をいきりたったペニスに縛りつけ、ぎゅぎゅっと、強く 紐を結ぶ。射精させないつもりなのだ。紐を結ぼうとペニスの周り を、ほんの数センチの距離で動く白い手、その指の動き一つですら またも射精してしまいそうだ。力むペニスがぴくりとでも動こうも のなら触れられそうなその手。その手が靴紐を嫌らしい液を滴らせ ているペニスに巻きつけ、両側に思いきり引っ張る。痛みが全身に ほとばしる。 「さあ、オナニーして見なさい」 こんな状態でオナニーできるわけがない、そういいたかったが、も ちろんいい出せなかった。そして、このころには、すでに苦しみの 中に、ある種の奇妙な心地よさがあることに嫌がおうにも気付き始 めたので、わざと逃げ出さなかったのだといっても過言でもなかっ た。 「もう射精(で)ないなら、射精(で)ないで、それでいいわ。そ の代わりもう二度と射精できないようにしてやるの。もちろん、今 後、私がいいって言うまで何年経とうが、その紐ほといちゃだめよ」 「さ、とっととオナニーやってみて。あら、縛ったせいで充血して また大きくなってきたわ。はちきれそうね。痛い?ふふふふふ。ま あ、かわいそう。でも別に私が痛いわけじゃないし」 この残酷なせりふに官能してしまう自分がいた。不安と、劣等感と、 理不尽な気分の入り混じった奇妙なこの感覚が胸を締め付ける。締 め付けられた心臓がきりきりと痛むこの苦しみが心地よい。背徳的 なこの魅力に酔いしれていく……。 感情に突き動かされるかのように激しくオナニーをはじめた。もう 何度も射精しているとはまるで思えない。興奮に体を震わし、息を 荒らげ、縛られたペニスの痛みを感じながら、亀頭を真っ赤にして しこしこしこしこと何度も手を上下させた。 「あらあら、変態君は縛られると悦しくてたまんないのねぇ」 言われれば言われるほど、官能した。言うことが冷たければ冷たい ほど、意地悪なら意地悪なほど興奮する。 ……だが射精(い)けない。締め付ける紐が白濁液の進行を意地悪 くさまたげるのだ。射精できない焦燥感でよりいっそう激しくシャ フトしてしまう。 そんな自分を見てあざ笑っていた紗紀子がふと外を見ると電車は減 速を始めていた。そして電車は駅へと入る。ホームに人が大勢いる のを見た彼女は皮肉っぽく頬をあげてかすかに微笑する。電車に乗 ってくる人がこの情けない姿を見た時の事を考えたのだ。万が一乗 ってきた人が警察に連絡しても、自分は被害者づらをしていればす んでしまうのだ。 そして電車が止まり、乗客が押し合うように入ってくる。……紗紀 子達の車両に乗ってきたのは、5人ぐみのギャルだった。短大生だ ろうか。ブーツを鳴らし、どかどかと入ってくる。 「え?なにコイツ?全裸じゃん。」 「露出狂?うわ〜。きも」 「でもさぁ、ストレス解消にこいつ苛めたら楽しそうじゃん?」 「よわっちそうだしね。殴ったりしても抵抗できなそうじゃん」 今はじめて出くわしたのに、まるで示し合わせたかのように、彼女 達もまた、苛めるのが当然のようにいう。結局、自分など見るから にイジメやすいのだろう。変質者を見れば普通は避けていきそうな ものだが、かえってキレて苛めようというのだから。 「きゃはははは。なに?コイツのポコチン、紐で縛られてるよ」 「へぇ、ちっちゃそうなポコチンが、縛られて膨れ上がってる」 「いったそ〜」痛いのがまるで楽しいかのようにいう。 「あんまりにもきつく縛られてるから、ひしゃげちゃってるじゃな い」 「ちんちん、べとべとじゃない。電車んなかで射精したんだぁ」 「ちんちん丸出しで、しかも一人でオナニーぶっこいてたってわけ?」 「おい、おまえ、くやしかったらちょっとは反論してみろよ」 「ほんと、恥ずかしくないのかねぇ」 「軽蔑よね。全く」 「あはは、でもこれいいかも。こんな風に縛ってれば、どんなにボ コっても射精(だ)せないじゃん」 「そうね。こないだボコったオトコ、蹴られてる最中に射精しやが ったもんねぇ」 「あれ?」やっと紗紀子達に気づいたようだ。 「もしかして、あなた達が先にコイツ苛めてた?」 「ええ、そうよ」 「きゃはは、コイツいかにも苛めがいがありそうだもんねぇ」 「私達もまぜてくれる?こんな感じのオトコみてっと、見てるだけ でイライラしてくるし〜。しかもなんか今日はストレスたまってる し〜」 「ええ、このオモチャ、そろそろ飽きちゃったから、どうぞご自由 に」 彼女にしてみれば、私の意思など何の関係もないのだろう。まるで 物を譲り渡すかのようにそう言った。 「サンキュー。ほら、聞いたとおりだ。さっさと立てよ。おまえ」 「ほら、ティッシュ渡すから、まずはその汚らしい精液全部拭え」 「あ、地面にぽたぽた垂らした〜。きゃはは。まずは地面に落ちた の舐めさせる?」 「おら、ちんぽこ拭き終わったら、今度は地面舐めろ。とろとろし てんじゃね〜!この愚図!なに躊躇してんだよ。お前がぶっこいた から汚くなっちゃったんだろ!」 「とっとと舐めろっつってんだろ?蹴りぃいれるぞ?ほら、舐・め ・ろ!」 「ははは、ほ〜んとに舐めてるぅ〜」 「女に命令されたぐらいで、ほんとにやっちゃうんだぁ」 「女にも勝てないの?は?!、なっさけな〜」 「全裸で四つん這いになっちゃって、土下座みた〜い」 「ミジメね〜」 「ほら、もっと顔地面に擦り付けるようにして舐めろよ」 黒いブーツの女が頭の上にどかっと脚を乗せた。上から脚をぐりぐ りと押し付ける。 「ほら、擦り付けるってのはこうやってやるんだよ。こ・う・やっ ・て!」 「なに上目遣いで見てんだよ!こっちみてんじゃね〜よ!気持ち悪 りぃだろ!」 「頭の上に脚有るからって、パンツ覗こうとしてんじゃねぇ!」 「私、頭押さえてっから、誰かけつに蹴りぃいれてやって」 「おらぁ!」 「もう一発。おらぁ!」 「あ、楽しそう。私も私も。おらぁ!」 「うぐ!」 「きゃはははは、ごめ〜ん。玉にもあたっちゃったぁ。でも私そん なものついてないから、痛みわかんないの〜」 「ほら!誰が手ぇ休めていいって言った?!のたうち回ってる暇が あったらとっとと舐めろ!」 「あは☆私ももう一発。おらぁ!……あら、また玉に当たっちゃっ たぁ。ごめんねぇ」 「私ももう一発。おらぁ!おらぁ!何度蹴っても玉に当たっちゃう なぁ」 「あれ?ほんとに?おらぁ!おらぁ!もういっちょおらぁ!ほんと だぁ。なんでだろうねぇ。おらぁ!おらぁ!」 「私達、わざとやってるわけじゃないのよ〜。でもこの脚がなぜか その玉に当たっちゃうの。おらぁ!おらぁ!」 「へたばってんじゃねぇよ!おらぁ!」 「きゃはは。股両手で押さえて蹲っちゃって、そんなに痛いの?」 「男の癖にだらしねぇなぁ」 「ほんとごめんね〜。でも私達の事、許してくれるよねぇ。だって 男の子だもんねぇ」 「ほんとほんと。でもオトコって難儀なもの付けてるよなぁ」 「苛められるためについてるんじゃん?」 「はは、有りうる。こいつなんて、これだけ苛めてるのにちんちん 勃起してひくつかせちゃってるもんね」 「おい、いつまで蹲ってんだよ。さっさと舐め続けろよ」 「ほんとコイツ使えねぇな〜」 「……やっと終わったか。いつまでもとろとろやってんじゃねぇよ。 終わったんなら体起こせよ。……誰が立ち上がっていいって言った! 跪くんだよ。お前みたいなクズが人並みに立ち上がるなんて許され ねぇんだよ。俺達と同じように扱われようなんてあつかましすぎん だ。ば〜か。立ち上がる時、顔起こすんじゃねぇぞ。ちょっとでも パンツ覗こうとしたらぶっ殺すかんな」 「……よ〜し、それでいい」そういうとタバコをふかしたまま、目 の前にしゃがみこみ、無造作にペニスを握った。 「あぁ!」急激におきたこの快感に甲高い声を上げてしまう。 そのとたんにパーンと思いきり頬を平手打ちされた。ペニスは握ら れたまま体だけ吹っ飛ぶ。 「何声あげてんだよ。……ほら、ぼさっとしてないでとっとと立ち あがれよ」 恐る恐る立ち上がると再びパーンと平手打ち。 「何こっち見てんだ!しゃがんでるからってスカート覗こうとして んじゃねぇ!さっきっから脚じろじろ見てんの知ってんだよ。下品 な目線でみんじゃねぇよ。お前なんかに脚見られたり胸見られたり したらこっちは気持ち悪いんだよ。ほら、顔見ろよ。ほらこっち」 またパーンと平手打ちがくる。 「顔見ろっていってんだろ!お前もわかんねぇやつだなぁ。よし、 それでいい。ちょっとでも目線下げんじゃねぇぞ」 「しっかしよくこんな無様なものつけて平気で生きてられるよなぁ」 そういって手でペニスを左右にくいっ、くいっとねじる。 「へぇ?こんなのがそんなに気持ちいの。足ががくがくいってんじ ゃん」  ================================= (以下、構想中) 「ところで、お前がこの無様なものでもう悩まなくても言いように してやろうか」 そういうと、反対の手で玩んでいたタバコをペニスに近づける。 「おおっと、逃げるんじゃねぇぞ。お前達、悪いけど後ろで押さえ ててくんない?」 残りのギャル達が後ろから体を押さえる。無理に押さえつけるので 前後に体が揺れ、もう少しでペニスが火に触れそうだ。 「ほら、動くんじゃねぇ。ふふふ。だいじなおちんちんがやけどし ちゃうわねぇ。……あら、こわいの?男でしょ?だらしがない」 「私ね、さっきみたいにあなたが私のパンツ覗こうとしたりすっと すごいムカつくわけ。キモいのよ。わかる?……知ってる?おとこ のこって、ちんちんがあるからエッチなこと考えるんだって。この 下についてるぐりぐりした玉が、エッチな液作って、それでおとこ のこはだした〜い、だした〜いって考えるの。だからこのタバコで おちんちんに傷つけちゃえば君もいいこになるってわけ。」 「こんどは好きなだけ射精(だ)してもいいのよぉ」 「変態だもん」 「」 ゆっくり電車が減速し始めた。フッと外を見ると、いつの間にか降 りるべき駅を通り過ぎ、隣町に入っていた。このあたりは市街地で、 勉強もしないで遊んでる学生は、大抵昼間からこの町にいりびたっ ているため、ギャルの町と化していた。 アナウンスが入った後、電車は止まり、新しい乗客が乗り込んでき た。女性達‥‥厚化粧のギャル達、品の良さそうな制服を着た女 子高生、OL、ブーツにミニスカートのいでたちの女子大生……会 社帰りのサラリーマン達に交じって、彼女達が押し合うようにして 入ってくる。……見られたくない……その思いが頭をよぎる。羞恥 で頭がいっぱいになり、逃げ出したくなる。見えないように隠した いが、そうすれば何をされるか分からないので、我慢していた。 そして彼女達は、私のかぼそくて白い全裸から、縛られて怒張して いるひくついたペニス、そこのみがひん曲って飛び出しているのを 見て、ある者は恥ずかしそうにその場を去り、ある者は冷たい目線 を送り、ある者は爆笑してその場に笑い崩れた。しかし誰一人とし て同情の眼差しを送るものはなかった。あるのは侮蔑と嘲笑だけ。 笑い崩れてその場で体育座りしながらまだ笑い続けるギャル達の 折れ曲がった足が、座っているので上に開いているミニスカートへ と入っていく、淫らなその姿を、周りで起こっていることも一瞬忘 れ、つい放心して、喰いいるように見つめてしまった私に、紗紀子 達の平手打ちが飛ぶ。それを見て皆がまたくすくす笑う。 いつの間にか周りは女性ばかりに取り囲まれていた。彼女達の一部 は恥ずかしがって見ないふりをしながらこちらを見るのだったが、 大抵はぶしつけな目線を浴びせた。いずれにせよ、彼女達の目線は 醜くうごめくたった一点へと集中していた。 腹をよじって笑い、私の椅子の背もたれに顔をうずめていたコギャ ルが笑い過ぎて出せない声を、やっとの思いで出して紗紀子達に聞 く。 「こいつどうしておっ勃っちゃってんの?」 「ハハハハハハ」一斉に大爆笑が起こる。 今にしてみれば、これが周りの女性達と私との位置関係が変わった 瞬間だったのかも知れない。それまでは、ただ私の恥ずかしい姿を 見て笑っているだけといった感じだったが、いまはもう、公衆の面 前で、ボッキしたペニスを晒しているその姿のあまりのなさけなさ を無遠慮に罵っているという感じの笑いだった。 「フフフフフ」 「ハハハ」 そこには一切の躊躇も遠慮もこちらへの配慮もなかった。何故か。 それは男ではない彼女達には自分がこのような目にあう事は絶対に ないからだ。彼女達にはペニスを見られる屈辱を受けることも絶対 になければ、勃起してあさましい内面が表面に露出してしまうこと も絶対にない。だから、こうして何の同情もなく、意地悪く、完全 な他人事として、あざ笑うことができたのだ。 あまりのことに耐え切れなくなり、両手で股間をばっと隠した。そ の不様な姿に再び笑いが起こる。 紗紀子が手すりにのった肘に頭をのせながら、組んでいた足をあげ、 私の顎を軽くごづきながらいった。 「こいつ電車ん中でちんちんおっ勃てたから制裁をくわえてるの。 さ、セクハラ坊や。さっきいわれた罰をやってみなさい。なに隠し てんのよ。またはたかれたいの?」 「こいつ、なにすんの?」 「私達を楽しませるためにオナニーしてくれるの」 またどっと笑いが起こる。 「‥‥そうねぇ、オナニーするまえに、皆にご挨拶してもらおうか しら。‥‥ほら立ちなさい。‥‥そう、それから腕を後ろに組んで 背筋をぴーんと伸ばして御覧なさい。‥‥あら?どうしたの?ほら 言われた通りにして見せなさいよ。ふふふ、さっきからあなたが頑 張って隠してるものを皆に見られちゃうのが嫌なのかしら?でもも う横からハミデチャってるようだけど?そんなに大きくなっちゃっ たもの手で隠そうってのが無理ですもんねぇ。‥‥そうそれでいい の」 「チンコひくつかせて、おあずけくらった犬状態ね」 再び湧きおこる、見下したような笑い。恥辱故の官能から、縛られ たせいで倍以上に膨張したペニスがピクンピクンと揺れ、そのたび にじんじんと刺激がくる。すでに我慢の限界だった。直接的な刺激 が欲しい……さっきのような脚による、苦痛とも快楽ともいい難い ような受難ですら、いやその受難こそを欲していた。 //すでに普通ではない。 ペニスからの官能を得たいばかりに、全裸のかぼそい体をくねらせ、 自分の腿をくねらせて刺激を得ようとした。 それじゃあご挨拶。「今日は皆さんお集まりいただいて、どう もありがとうございました。‥‥それから、自分の名前をいって、 本日は私めの変態ぶりを知っていただくため、私めのオナニー・シ ョウをさせていただきます。お見苦しいショウですので、お苛立ち も沢山ござろうかと思います。私はマゾの変態ですので、そういう 場合には御遠慮なさらず、ショウの最中、お好きなだけ、お苛めく ださいませ」といって御覧なさい」 「‥‥きょ、きょうは、‥‥み、皆さんお集まりいただいて、どう もありがとうございました。‥‥D**と申します。本日は私めの 変態ぶりを知っていただくため、私めのオ‥‥‥オナ‥‥ 「さっさと言いなさい!!」 「オナニー・ショウをさせていただきます。お見苦しいショウです ので、お苛立ちも沢山ござろうかと思います。私はマゾの変態です ので、そういう場合には御遠慮なさらず、ショウの最中、お好きな だけ、お苛めくださいませ」 息が荒くなり、呼吸がしづらかった。 「ほら、しごいてみせなさいよ」 再び催促されて、弾かれるように股間をシャフトし始めた。 「やだ、きも〜い」 「こんなのが気持ちいいなんて、おかしいよ」 「見られながらするのが好きなんて、へ〜んた〜〜い」 「ほら、見て。さきっちょからいやらしい液が出てきた」 「やっぱ毎晩毎晩、これ、しごいてんのかなぁ」 「こっ、こいつ絶対頭おかしいよ、ハハハハハ」 「私達に見てもらえて、悦(うれ)しい?」 「卑屈〜」 「うわ!さらに大きくなってきた」 「もっと気合い入れてしごけよ!」 「口あんぐりあけて、ボッキしたあれしごいて、コーコツしてやんのハハハ」 「はやく射精(い)っちゃいなさいよ〜」 「縛られてるから、射精きたくても、射精けないでしょ?フフフフフ」 突然、全身をレザーにかためた、女性がが私の顔面に回し蹴りをく らわせた。上下つながった黒い皮の服のみが腰を隠すだけで、 スカートをはいていないようにも見えるその服装からは、白くて軟 らかいふとももが、頬に強打を食らわせた。私はその蹴りをもろに くらってしまった。なぜなら、彼女が私を蹴ろうとしたその瞬間、 持ちあがった美しいふとももにみとれ、スカートから、覗けそうだ が覗けないパンティーを一目見ようと、なさけなくも喰いいるよう に覗き込んでしまったからだ。もっとも、両ふとももの間からは、 いつもと同じく、まるでパンティーをはいていないかのような、小 さな暗闇が覗くだけであったが。 蹴った瞬間彼女の長くて、やはり黒いブーツの爪先が、わたしの乳 首に軽く触れ、私はくくもった声をあげてしまった。 そして私がよろけた所を、しごこうと手があてがわれたままのいき りたったペニスに、駄目押しのように、ブーツの底で思いきり蹴り 込みを入れた。 勢いよくペニスを蹴り飛ばされた私は、苦痛とも快楽ともつかぬそ の感覚に酔いしれ、 「ほら、もう1回射精きたいでしょう?ここ(そういって指で輪を 作った)で射精っていいわよ」 「……」 「ほらどうしたの?さっさとそれ、通しなさいよ。それでしこしこ 腰の運動するのよ」 「 「あなたみてると、何かむしょうに踏みつけたくなるわ。ほれ、う りうり、うりうり」 その私の姿をみつめる視線、視線、視線。 ある女性は後ろから尻に何度も何度も執拗に、笑いながら思いきり 回し蹴りを入れ、またある女性は、私を睨みながら、これまた何度 も何度も、頬に平手打ちをくれた。 「キャハハハハハ」 「やだ〜、この子射精(だ)してる〜」 「 射精(い)った余韻で、ぼうっとしている私の元に、 不意に、顔のところに足蹴が飛んで来た。 「わたしがいいっつ〜まで射精(だ)すなっつっといたでしょ?」 「なに今の?もしかしてこいつ射精ったの?」 「こいつ何で苛められてんのに感じちゃってんの?」 勃起 紗紀子

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