ユミがホットドックを食べながら、言った。
「こいつをさぁ、ぽこちん丸出しにさせて渋谷の街のどまんなか歩かせたら笑えない?」
「きゃはははは」
「おい、聞いた通りだ。さっさと行ってこい」
「…さ、さすがにで、できません…」オトコが弱々しそうに言う。
「はぁ?何いってんの、こいつ。いつも逆らうなっつってんでしょ?」
「一発殴らせろ」
言うがはやく、頬に平手打ちが飛ぶ。

リナはオトコが殴られる事などどうでもいいと言うように、
シェークを飲みながら冷ややかに座っていた。

サキが不意に笑い出す。
「ハハハハハ、いい事思いついた」
そして席を立ち、オトコの隣に来て壁に手をつき、
意地悪そうな笑みを浮かべてニヤニヤしながらオトコを見下ろす。
「どしたの?」
「おまえさぁ、丸出しは駄目なんだろ?」
彼女は言葉を続けた。「ならさぁ、これでぽこちん挟めよ」
そういって、一口かじったホットドックから
ソーセージを取り出し、パンでペニスを挟む。
パンのケッチャップがペニスにべとりとまとわりつく。

ユミとリナは面白がって立ち上がり、興味本位でペニスをのぞき込む。
リナが失笑しながら言う。
「ソーセージもこれも同じ肉なんだから、似たようなもんだよな」
ユミが大爆笑しながら答える。
「こんな赤黒いソーセージあるかよ。ハハハハハ」
「ソーセージはこんなにぶっとく無いしな」
「皮がついてっからソーセージっつーよりフランクフルトなんじゃん?」
「きゃはははは」マミが笑う。

「…でも、なんかホットドックぽくないんだよなぁ…」
「ケッチャップがたりないんじゃね?」ユミが言う。
マミがケチャップの容器を取り、テーブルごしにペニスに容器を当て、
丁寧にケチャップを塗りたくる。
「マスタードもいるじゃん」
「あと、レタスもね。」
赤と黄色にペニスが染まる。

ユミは食べかけのハンバーガーから、歯型のついたレタスを取り出し、
ペニスの横に添える。
「はい、できあがり〜」
「うまそ〜(笑)」
「誰か、こいつの、食いちぎってやれよ」
「こんな汚ねぇもんだれが食うんだよ」
「犬とかの餌にしたら、よくね?」

「じゃ、お前、この格好で渋谷の街を5周してきな」
「ホットドックなんだから、てめぇの汚らしいフレンチソースそこにかけんなよ」


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