不意にユウカから電話があった。 電話からユウカの声が漏れる。 『ユミ〜、今何してんの〜?』 ユミが答えようとする。 「今〜、今ねぇ〜…」そこでふとオトコを見ると、 意地悪くにやっと笑い、言った。 「今****でハンバーガー食ってんの〜」 わざとオトコの事を言わなかったのだ。 「あ、ちょっと待ってくんない?」 そういうと、電話口をふさぎ、オトコに言った。 「ユウカにばれたくねぇから(嘘)、 ひとっことも喋んじゃねぇぞ。 声出したら殺すぞ」 そういってまた、電話で話出す。 「あ、わりぃ。でさ〜、今日昼頃渋谷来たんだけど〜…」 ユミがオトコの方を向き、 顔に意地の悪い笑いを向けたと思うと、 突然、オトコのペニスに強烈な蹴りが飛ぶ。 オトコが、激痛に体を歪めると、 ユミは再び電話口をふさぎ、オトコに言った。 「ぜってぇ声出すんじゃねぇぞ!!」 玉を蹴られ、呼吸すらうまくできないオトコは、 激痛に声を張りあげそうなのを押え、 自分の服を噛みしめてなんとか耐える。 オトコが手でペニスを押えようとすると、 ユミが睨みつけた。 絶対手で隠すな、といいたいのだろう。 ペニスを突き出せ、というようにユミが手招きをした。 「で〜、渋谷来たのはブーツ買いたくて〜、 例の店行って見たんだけど〜…」 ユミは頬に嗜虐に酔った笑みを浮かべ、 ペニスめがけて、乱暴に何度も蹴りつける。 にやにやと意地悪く微笑むユミの蹴りは、 回数を重ねるたびに加速度的に強くなり、 最後には、本気でペニスを潰すかのように 力まかせに蹴りを繰り返した。 「がっ…、ぐっ…」ついにオトコが 声をあげてしまう。 『…なに?今の声?』 電話の向うでユウカが尋ねる。 「いや、またオトコ苛めてんだけどさぁ」 『ハハハハハ』ユウカのオトコを馬鹿にしたかのような笑いが 電話から漏れる。 『で、ちんぽこでも蹴りつけてたわけ?』 「そ、勃ってやがるから潰してやろうと思って」 『ハハハハハ…、じゃ、こっちからも命令していい?』 「いいよ。何でも言ってくれれば、ユウカの代わりに苛めてあげる(笑)」 『ハハハハハ』 オトコの不様な様子を想像しているのか、ユウカは執拗に笑った。 『じゃ、今そっちいくから』 そういうと、電話が切れた。 「何声出してんだよ!!」 そういうと彼女は玉に強烈な蹴りを入れた。 進む