「あ、ユミじゃん」 声のした方を見ると、ギャルが三人いる。 「あ、ユミだ。いたいた。遅れてゴメンね」 「大丈夫。対して待ってないから」 「…ところで、何?このキモいオトコ」 「別に何でもない。 皆がくるまでの間少しヒマ潰しをしてただけ。 まぁ、とりあえず、みんな座って」 ギャル達は事情がよく飲み込めないまま、順に席についていく。 「悪いんだけど、席が足りないみたいだから、 ミカは奥に行って」 席にあぶれた為、ミカはオトコの隣りに座らざるを得なくなったのだ。 ミカはオトコの顔を不審そうにじろじろと見たあと、 席につこうとする。 「キャハハハハ」 突然、彼女が部屋中に響くような大声で笑い出す。 「な、何?」皆がいっせいにミカの方を振り向く。 「だって…、こいつ…このオトコ…キャハハハハ」 ミカがオトコの方を指さして笑い続ける。 ギャル達は怪訝そうな顔をしながらも、 テーブルから身を乗り出して、オトコの方を見る。 オトコは、ペニスを露出させていたのだ。 「キャハハハハ」 ギャル達は一斉に笑い出す。 「…そうか、そういう事だったのね。キャハハハハ。 ユミがなんでこんなキモいオトコと座ってるのかと思ったら…。 「ヒマ潰し」ってこういう事だったのね。ハハハハハハ」 進む