オトコがファーストフード店に入ると、
不意に声をかけられた。

ユミだった。

オトコは前に痴漢をしてギャル達に捕まり、
ボコられた事があるのだが、
その時ボコったギャルの一人がユミである。

「こっちへこいよ」
オトコがびくびくしていると、ユミが言った。

「そこに座ってチンポコだせ」
「…そんなこと…」
「はぁ?できないとか言うわけ?
ふざけんな、
またボコられたいか?」

オトコがおどおどとチャックを空け、
ペニスを露出させる。
オトコが周囲にすわるギャル達の視線を浴びる。

ガチャガチャ…。
オトコがベルトを外し、ペニスを露出させる。

「はーい。良くできました。じゃそこにきりーつ」
「いい、つーまでそこで立ってろ」

部屋には、全部で20人くらいいるだろうか。
彼女達のほとんどが、オトコのほうを向いている。

あるものは遠巻きに、あるものは近付いて
オトコを見る。

ニヤニヤと嘲笑うもの、爆笑するもの、
オトコを指さして別のギャルとせせら笑うもの。

不躾な目線、優越感、嘲笑。
彼女達の顔には様々なものが浮かぶ。

「キャハハハハ」
「何、あれ」

ギャル達はオトコを見ては爆笑する。

「なに、あいつ。」
「おもしれぇ」
「笑える」

周囲のギャル達がよってきた。
10人ほどのギャル達にとりかこまれる。

「なにそれ?勃ってんじゃん」
「ねぇ、なんで勃ってんの?」
彼女達の一人が、そういいながらペニスをストローでつつく。

「もしかして、女に見られて興奮してるわけ?」
「見られて勃ってやんの。変態じゃん?こいつ」

「でも、ちんちんってほんと」


嘲笑しながら、一人が聞く。



そして一人が言った。

「ねぇ。もっと面白い事してよ」






「まじでこんなのついて無くてよかった」




ギャル達から失笑が漏れる。


反応はそれぞれ違うが、
オトコに対するある種の意地悪い興味は皆共通していた。










昼すぎの客の出入りが一番激しい時期。
階段を何人ものギャル達が通り過ぎる。







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